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アカデミー賞ノミネート発表直前SP

   今年もこの季節がやって参りました。そう、エンタメ業界最大のお祭りと言っていいでしょうアカデミー賞です。現地時間2月26日に開催される式を前に、現地時間1月24日火曜日早朝(日本だと水曜日の夜ごろですかね?)に各部門のノミネート作品が発表されます。その後現地の朝のニュースでノミネート作品が発表されるわけです。

   今回は、このアカデミー賞についてやノミネート発表の注目などを書いていこうと思います。

 

 

 

   まず、アカデミー賞とは主要6部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞助演女優賞)と呼ばれるものと、その他技術賞(脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、視覚効果賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ、ヘアスタイル賞、録音賞、音響編集賞、作曲賞、主題歌賞)と呼ばれるものに加え、外国語映画賞やドキュメンタリー賞、アニメーション賞、短編賞などが合わさったものです。これらをアカデミー会員と呼ばれる、公式の会員が投票して賞が決定するわけです。

 

ところで、このアカデミー賞各部門には全て各々の組合が存在します。(例えば、全米俳優組合、全米監督組合など) この各々の組合員はだいたいアカデミー会員でもあり、それぞれ自分の分野に投票することでアカデミー賞が決定するのです。さらにアカデミー賞の前にはそれぞれの組合賞が発表されます。つまり、アカデミー賞とそれぞれの組合賞はだいたい一致することが多いわけです。

ただし、作品賞に関しては全員が投票権を持っているため最後まで予想がしにくい。

 

 

   ざっとではありますが、アカデミー賞というのはこんな感じです。

では、今年度アカデミー賞ノミネート発表の注目は何ぞやというわけです。

 

ズバリ、前に紹介した『ラ・ラ・ランド』の最多ノミネートと、アメコミ映画『デッドプール』の作品賞ノミネート、そして長編アニメーション賞の『君の名は。』とスタジオジブリ『レッドタートル』の日本からのノミネートがあるかどうか、です。

順を追って説明していきましょう。

 

 

    まず、『ラ・ラ・ランド』の最多ノミネートについて。先日開催されました、ゴールデングローブ賞で驚異的な強さを見せつけ、ノミネート7部門全て受賞、さらには史上最多受賞作品となりました。監督賞を31歳で受賞したデイミアン・チャゼルは、『ゴッドファーザー』などで知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラの32歳で受賞という記録を破り、最年少での受賞となりました。ちなみに、僕は前の記事でこの『ラ・ラ・ランド』の無双を断言していましたね。笑

この結果を受けて、アカデミー賞にかなり弾みがつきました。というよりこの『ラ・ラ・ランド』という映画、実はアカデミー賞の方が相性が良いんです。というのも、前の記事にも書いたかと思いますが『ラ・ラ・ランド』の原題表記は"La La Land"であり、もちろんこのLaというのはロサンゼルスのことです。とにかくこの映画はロサンゼルス愛に溢れた映画なわけです。そして、先に書いたようにアカデミー賞に投票するのはだいたいがロサンゼルスに住むアカデミー会員。そうです。絶対、バイアスがかかるに決まってるんです。笑 実際、ロスで行われた試写では号泣する人が続出でラスト拍手大喝采だったそう。

というわけで、作品的にも技術的にも素晴らしいこの作品が最多ノミネートになるだろうというわけです。主題歌賞なんかは5つのノミネートのうち、2,3つノミネートされてもおかしくないですね。

(『ラ・ラ・ランド』ノミネート予想: 作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞、作曲賞、主題歌賞、編集賞、撮影賞、録音賞、音響編集賞、美術賞、衣装デザイン賞)

 

 

 

   2つ目の注目ポイントはアメコミ映画『デッドプール』の作品賞ノミネートです。まさかのゴールデングローブ賞で、作品賞と主演男優賞にノミネートされた『デッドプール』。スタジオ側もふざけつつアカデミー賞へのアピール動画なんかもあげていました。しかもここに追い打ちをかけるがのごとく、先日発表された全米製作組合賞にて、『デッドプール』がノミネートされたのです!製作組合は作品賞に直結すると言われているので、ひょっとするとひょっとするかもしれません…。みなさんご存知のように、基本的にアカデミー賞というのは社会派の映画が好まれ、アクション映画やアメコミ映画なんてのは蚊帳の外だったわけです。今年度はそれをうちやぶるかが注目ですね。

 

 

 

   最後の注目ポイントは、日本より『君の名は。』と『レッドタートル』の長編アニメーション賞のノミネートです。アカデミー賞最大の前哨戦であるゴールデングローブ賞では双方ノミネート外となってしまいましたが、アカデミー賞ではどうでしょうか。ちなみに、ゴールデングローブ賞を投票するのは外国人記者なので、アカデミー賞とは投票する層は違います。アカデミー賞スタジオジブリの作品を好む傾向にあり、アメリカでの批評家受けも良いため、『レッドタートル』はノミネートされるんじゃないかと思われます。さて、日本では特大ヒットを記録した『君の名は。』はどうでしょうか。僕個人の率直な意見としては、「可能性がなくはない。」という感じです。実際、アメリカでの批評家受けは抜群に良いです。まだ試写段階で一般公開はされていませんが、公開されている批評はかなり良い。しかも、アカデミー賞ではわりと興行収入というのが後押しします。『君の名は。』は日本に限らず、アジア圏ではかなりヒットしているみたいなのでそれが若干の後押しにはなるかもしれません。さらに、先日発表された、ロサンゼルス批評家協会賞の長編アニメーション賞は『君の名は。』が受賞しました。

こういった観点から、可能性がなくはないと思います。ただアメリカ国内の今年のアニメーションもかなり良かったのでなかなか厳しいかもしれません。是非、ノミネートされることを祈りましょう!

 

 

 

   アカデミー賞の予想は、本式典の直前2月ごろにまたこのような形にしてアップしたいと思います。といってもだいたい現時点で予想がついているのがほとんどなのですが…笑 

 

ではまた。